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遮音等級関連

JIS規格関係

JIS A 1419-1 付属書1では室間音圧レベル差を評価する為、周波数特性を持つ基準曲線(等級曲線という)を5dBピッチで定めております。この尺度によって評価された室間音圧レベル差を室間音圧レベル差等級(Dr値)と呼称します。一方、当社遮音壁の評価曲線は「実験室における建築部材の空気音遮断性能」すなわち音響透過損失であり、基準曲線の表示は音響透過損失等級(Rr値)となります。また、実験室では壁単体としての透過損失(TL値)を1/3オクターブで測定します。この値を1/1オクターブに変換し、これを空気音遮断性能の等級曲線に当てはめ1dB間隔のD数を求めたものがTLD値となります。このTLD値と実際の建築物における室間音圧レベル差(D値)の関係は迂回路音、側路伝搬等のマイナス要因を考慮すると1~2 ランク(5~10dB)程度低下するのが一般的です。

JIS規格関係

JIS規格関係

日本建築学会関係

日本建築学会による遮音適用等級

日本建築学会による遮音適用等級

適用等級の意味

適用等級 遮音性能の水準 性能水準の説明
特級 遮音性能上とくにすぐれている 特別に高い性能が要求された場合の性能水準
1級 遮音性能上すぐれている 建築学会が推奨する好ましい性能水準
2級 遮音性能上標準的である 一般的な性能水準
3級 遮音性能上やや劣る やむを得ない場合に許容される性能水準

生活実感の対応例

遮音等級 ピアノ音等の大きい音 テレビ・ラジオ・会話等の一般の発生音 その他の生活実感
D-55 かすかに聞こえる 通常では聞こえない 隣戸の気配を感じない
D-50 小さく聞こえる ほとんど聞こえない 隣戸をほとんど意識しない
D-45 かなり聞こえる かすかに聞こえる 隣戸の在宅の有無が分かる
D-40 曲がはっきりわかる 小さく聞こえる 隣戸の生活がある程度わかる
D-35 良く聞こえる かなり聞こえる 隣戸の生活がかなりわかる
D-30 大変良く聞こえる 話の内容がわかる 隣戸の生活行為がよくわかる