せっこうボードの上に塗る調湿塗り壁材です。
特 長1
調湿性
特 長2
消臭性
特 長3
施工性
認定番号:NM-0868(不燃材料) | ※せっこうボード12.5mmの上に北のやすらぎを2.0mm~4.0mm塗った場合の認定です。 |
カラーバリエーション | 全18色 |
「仕様」などさらに詳しい情報をご覧いただけます。
Q
調湿の効能は何ですか?
A
湿気は不快感を与えるだけでなく、健康維持にも関わっています。過乾燥雰囲気での咽頭粘膜の炎症、高温多湿でのカビ胞子やダニによるアレルギー疾患などが代表的な事例です。住空間の調湿によって、これらの極端な湿度状態を抑え、快適な環境を保つことができます。但し、オールマイティーではありません。速やかな除湿効果を期待されるのであれば、機械換気やエアコンが適しています。また、絶えず高温になる条件では、「吸湿一方通行」になりますので、放湿を促すような通気処理を施してください。
Q
調湿効果に期限はありますか?
A
期限はありません。調湿機能は半永久的に持続します。しかしながら、稚内珪藻土が湿気飽和状態では、吸湿しませんし、湿気を含まないカラカラの状態では放湿しません。これらの状態では、調湿機能は発揮されません。
Q
珪藻土とは何ですか?
A
藻類が海底や湖底に長年にわたって沈積し、体内の原形質が分解し、珪酸質を主体にした遺殻から成る堆積岩です。この珪藻土が持つ調湿機能は、珪殻にある無数の孔によるものだと言われています。稚内珪藻土は一般の珪藻土とは構造が異なり、より優れた調湿機能を発揮します。
Q
珪藻土は安全ですか?
A
毒性はありません。誤って口に入れたり飲んでしまっても、化学的、熱的に安定した物質なので体内で溶けることはありませんが、万一口に入った場合は吐き出すなどの処置が必要です。
Q
多孔質構造とは何ですか?
A
珪藻土を電子顕微鏡で見ると、表面に無数の孔を見つけることができます。これを「多孔質構造」と呼んでいます。通常の珪藻土にはμm:マイクロメートル(10マイナス6乗mm)単位の孔が開いていますが、稚内珪藻土には、nm:ナノメートル(10マイナス9乗mm)単位のより細かい孔が開いています。この稚内珪藻土の細孔径は、湿気の出入りに適した条件だといわれています。
Q
なぜ珪藻土は吸放湿するのですか?
A
吸脱着作用の基本は毛細管現象です。周囲の湿度が高くなる、即ち空気の水蒸気分圧が高くなると、空気中の水蒸気が細孔へ吸着されます。一方、湿度が低くなる、即ち水蒸気分圧が低くなると、細孔から空気中に水蒸気が拡散されます。一般の珪藻土よりも稚内珪藻土が吸放湿性能に優れる理由は、この水蒸気吸脱着に適した2.5~5.0nmの細孔径にあります。
Q
結露部位に施工すると、結露は解消されますか?
A
結露部位だけでなくなるべく広い面積に施工して頂き、お部屋全体の湿度を下げて結露を緩和するような使い方をお薦めします。また、結露は低温部位と高湿度が原因で発生すると考えられます。なるべくこのような状況を作らないことも、結露対策として有効です。
Q
稚内珪藻土は、他の珪藻土と比べて何が違うのですか?
A
珪藻土には非常に細かい孔(細孔)があり、この細孔を利用して湿度をコントロールしています。さわやかせっこうボードなどに使用している稚内珪藻土(稚内層珪藻頁岩)は、一般的な珪藻土と比べて細孔の容積※が大きいため、3倍以上の放吸湿性能を発揮します。
※.湿気を貯める入れ物の大きさとお考えください。大きい方がより湿気を貯めることが出来ます。